子供が小さい頃にJR大井工場の一般公開に行った時の画像をご覧頂きましょう。
いつだったかは定かでは無いのですが、並んでいる車両からして1999年だと思われます。
(違ってたらご指摘下さいね)
まずはクモヤ90 801からどうぞ。
(クモヤ90 801 1999年8月 JR大井工場にて)
クモヤ90は当時余剰ぎみだったモハ72から改造され、直流電車を有する車両基地に配置されましたが、クモヤ90 801は番台が示す通り中央本線等のトンネル断面の小さい山岳地域に対応すべく低屋根車として誕生しています。
該車は元々は長野地区にいたため、スノープラウが付いています。台車は珍しいDT14を履いています。パッ見はTR47系列の台車のように見えます。
低屋根は車体全体に亘り施工され、かなり浅い屋根になっています。
屋根上に前照灯は設置されず、正面窓の左右窓下にシールドビームが2灯ついています。窓の処理高さ位置からして、高運転台のようです。
正面は旧性能車の面影は全く無い別物ですが、側面は3段窓やプレスドアの横桟が残っていて、72系の面影が残っているのが好ましいです。
残念なことに、クモヤ90 801は既に解体されていて存在しません。
クモヤ90 801の背景には、カナリアイエローの103系らしき車両が見えています。南武線か鶴見線の車両が全検で入場していたのでしょうか?背景の103系も南武線・鶴見線からは既に引退しています。
再掲になりますが、同じ72系改造のクモヤ91 002の画像もご覧頂きましょう。
こちらは向日町区にいて、特急車両の試運転に帆走していました。低屋根化されていない姿とクモヤ90 801と見比べてみて下さい。
(クモヤ91 002 1981年3月31日 大阪駅にて(再掲))