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80年代 飯田線 クモニ13 026

飯田線特集パート2第29弾です。

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(クモニ13 026 1982年春 伊那松島駅にて)

クモニ83とクモニ13の荷電だけの運用で、伊那松島駅に入線してきました。

当時の飯田線には、豊橋機関区にクモニ13が2両配置され、クモニ83とペアを組んで荷電専用運用に就いてました。
025と026が居ましたが、1エンド側(パンタ側)正面からは見分け易い形態でした。サボ受けに形態差があり、縦にバーがあるのが025、無いのが026です。

元は、大正時代に製造された木造電車を鋼体化改造して誕生したようで17m級の短い車長になってます。
73系のような顔立ちをしていながら、パンタはPS11なので見慣れぬ姿をしています。
伊那松島区の車は、運転席窓がHゴム化されてましたが、クモニ13だけはHゴム化されずにいました。
助手席窓には「荷3」と運用番号が掲示されてます。助手席窓の下には、関東で見られた「荷物電車」のサボが吊り下げれるようにサボ掛けとサボ受けが見えてます。シル下に2ヶ所サボ掛けが、その下に1ヶ所のサボ受けがあります。

客扱いの編成には、クモユニ56やクモハユニ64が組まれ、クモニ83が併結された運用も多く、更には荷物専用の運用もあったので、当時の飯田線は物流の要だったことがうかがい知れます。クモユニ56が6両、クモハユニ64が1両、クモニ83が3両、クモニ13が2両と、荷物・郵便を運ぶ車両が12両も居ました。
全国に高速道路が張り巡らされ、宅配が当たり前の現在からするととても考えられない車輛配置の多さです。

クモニ13 026は、パート1でもご紹介してますのでこちらも見てみて下さいね。


by takurika54 | 2014-08-23 09:04 | 80年代 飯田線 | Comments(0)