80年代 クハ164 8
豊橋駅です。
(クハ164 8 1982年春 豊橋駅にて)
以前、豊橋駅で撮影したクハ153 515をご覧頂きましたが、今回も同じ日に撮影した153系をご覧頂きましょう。と言いたいところですが、実は見た目は153系ですが、車番をご覧の通り165系に属した車です。
クハ164は、165系の制御車不足を解消するためクハ153の低運転台車から8両だけ改造された希少車だそうで、165系ながら正面の塗り分けが153系のままの異端車です。正面にまで緑色が塗られなかったのは何故??台車は、165系スタンダードのTR69では無く、TR59を履いているところからも153系で誕生したことがうかがえます。
1979年の配置表では、クハ164は5~8の4両が大垣区に配置されてました。この車は貫通ホロがついたままで、東海地区では解結が頻繁に行われていたのでしょうね。
撮影した1982年だと、関西地区の新快速は117系に置き換えられた後でしたので、懐かしさで153系を撮影したものと思います。153系オリジナル塗装の低運転台車は、やはり格好いいですよね。スマートさは無いけど武骨で、武骨なのに正面はオレンジ一色で、みかんではなくてデコポン的な感じです。
画面右側の向こうの方には、タキ35000らしきタンク車が映ってます。社紋板が富士山を模したデザインなので、昭和石油の車だったようです。昭和石油は昭和60年にシェル石油と合併したので、今では見られない社紋です。今だったら、こっちのタンク車も撮影しているところですが、当時はタンク車に興味が無かったもので…トホホです。
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by takurika54 | 2012-12-01 12:12 | 80年代 電車 | Comments(0)