80年代 クモヤ91 002 その4

大阪駅で捉えたクモヤ91 002の画像の4枚目です。

e0264203_11505715.jpg
(クモヤ91 002 1981年3月31日 大阪駅にて)

横桟の入ったプレス扉と、特徴的な3段窓をクローズUPして撮影しました。

戦時設計されて登場した63系は、この時代を反映して客室窓は3段となっていています。
戦後間もない当時は窓ガラスが極端に不足し、窓を3段に分割することでひとつひとつのガラスは小さくなり、補充のし易さを狙ったものでした。
元々は、真ん中の段の窓は固定されていて、下段と上段が可動して、座った客にも立った客にも風が通るように設計されていたとのこと。
しかしながら、これが災いして、桜木町事故の際は窓から乗客が逃げれず多数の犠牲者を出すことになり、真ん中の固定窓も可動出来るように改善され、その他改善も盛り込んで72系に生まれ変わりました。
クモヤ91 002は、生まれ変わったモハ72より改造して誕生しています。

乗降扉上にはヘッダー無しです。戦前製の車とは違います。

再掲ですが、1枚目の画像をもう一度ご覧頂きましょう。
恐らく、検査明けの特急車両の試運転列車だと思われます。中線に入線して、しばらく停車していました。
日曜の昼間とは言え、当時は大ターミナル駅の大阪駅でも、こんな珍列車を普通に見ることが出来たのですね。
今なら大騒ぎになることでしょう。

e0264203_12121401.jpg
(撮影場所、撮影年月は同じ)


[PR]

by takurika54 | 2016-07-24 12:16 | 80年代 旧型国電 | Comments(2)

Commented by 風旅記 at 2016-08-05 03:34 x
こんばんは。
今から30年程前になるのでしょうか。ご記載のように今ならば、駅はパニックになりそうですね。
旧型国電の生き残りがまだ走っていた時代、新性能化の言葉の影で、古い時代が残っていたのだと実感します。
試運転をしている特急型車両はむしろありふれた存在に見えてしまい(今ではそうではありませんが)、焦茶一色の車両に視線が止まります。走る音を聞いてみたかった車両です。
今では145系の事業用車が被写体になっています。時代が変わったのですね。
お写真、楽しませて頂きました。
今後とも、宜しくお願い致します。
風旅記: http://kazetabiki.blog41.fc2.com/
Commented by takurika54 at 2016-08-07 22:58
風旅記さま
いつもご覧頂きましてありがとうございます。
当時は、関西圏でも事業用に吊掛け車が健在でした。
今だと、特急列車は固定編成化され、こんな風に1両づつ切り離されて全検を受けるようなことは無いのでしょうね。
当時はこれが当たり前でしたので、時々ラッキーにも出くわすことがありました。
静々と入線してきて、しばらく停車していたので、走る音の記憶はありませんね。ん~残念です。
大したネタはありませんが、今後も稚拙ブログをご愛顧下さい。